株式会社 ケディック | 栃木県(宇都宮)のダクト・厨房給気排気・換気・空調・給排水設備のトータルメンテナンス

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2025年10月1日施行:火気器具上部の排気ダクト、新たな安全基準とは?
2025年9月1日

飲食店、特に焼肉店などで使用される「上引き排気ダクト」は、火気器具(七輪など)の直上に設置されるもので、油脂の堆積や低風速によって火災リスクが高まるという調査結果がありました 。
この問題への対応として、東京消防庁の検討部会が設置され、火災発生のおそれを減らすための「技術基準」が策定されました。
本基準は、令和7年10月1日(2025年10月1日)から施行されます
ただし、関係者の同意があれば施行前でも本基準を適用できる旨の通知が出されています。

排気ダクトや天蓋そのものの材質・構造・防火性能が主に定められていますが、その前提として 「清掃・点検を確実に行える構造」であること が求められています。

1. 清掃しやすい構造であることが義務化

縦ダクト(排気口からグリス除去装置まで)は、取り外し可能で、清掃や点検が容易な構造であることとされています。

接続部もフランジや溶接でしっかり密閉されつつ、分解や点検ができるように設計する必要があります。

つまり「掃除できない構造」は基準違反になります。

2. グリス(油脂)の堆積が最大の火災原因

飲食店火災の多くは、ダクト内にたまった油汚れに火が移ることで発生します。

新基準では、必ずグリス除去装置を設置することになっており、その性能を維持するためにも 定期的な清掃が必須です。

3. 火炎伝送防止装置も清掃が前提

ダクト内に火が伝わるのを防ぐ「火炎伝送防止装置」も設置義務があります。

ただし、この装置が油や埃で目詰まりすると効果を発揮できないため、定期点検・清掃が不可欠です。

清掃を怠るとどうなる?

油脂がたまる → 風量低下 → 排気不良で煙が充満

さらに油に着火すると、ダクト内で炎が走って延焼

場合によっては建物全体の火災につながる危険

新基準は「材質や構造を強化する」だけでなく、
『誰でも掃除できる構造にし、必ず清掃を前提に運用する』 という考え方です。

定期的な清掃、設備メンテナンスによりお店、お客様、従業員の安全を守ることになります。

ぜひ、ケディックにご相談ください。

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